ホームページに見積もりシミュレーターを置くQuote Calculator
見積もりシミュレーターは、単価・数量・オプションの率・消費税といった料金の決まりを先に書き出し、入力のたびに内訳と合計を計算し直す電卓としてページに置くと作れます。消費税の端数をどう丸めるかと、オプションの率をどの金額に掛けるかを先に決めておくと、あとで出す見積書と金額がずれません。
見積もりのやり取りが何度も往復するとき、料金の決まりを書き出してページに自動計算の電卓を置く手順と、消費税の端数・源泉徴収・見積書の PDF までを入れた電卓を置く方法です。
公開日 / 書いた人: 墨縄(suminawa)
ホームページに見積もりシミュレーターを置くと、何が変わりますか
- 問い合わせの前に、相手がご自分で概算を出せる。「だいたいいくらですか」の往復が減る
- 条件を変えるたびに内訳と合計がその場で変わるので、どのオプションでいくら上がるのかが相手に伝わる
- 出した内訳をそのまま問い合わせのメールに入れてもらえば、どの条件の話かを取り違えない
どう見えるかは、見積もりシミュレーターの見本で試せます。時間単価・一式・オプション・消費税だけの、基本の計算をする版です。
料金の決まりは、どう書き出しますか
コードを書く前に、紙か表に料金の決まりを書き出します。ここが決まれば、電卓は決まりを写すだけです。
- 小計の出し方を決める。時間単価 × 工数か、一式の金額か、項目 × 数量 × 単価の明細か
- オプション(急ぎ・土日の対応など)の率と、その率を何に掛けるかを決める。小計に掛けるのがいちばん分かりやすい
- 値引きを円で引くのか % で引くのか、引ける上限をどこにするのかを決める
- 消費税の率と、1 円未満の端数を切り捨てるのか、四捨五入か、切り上げかを決める
- 「税抜合計 = 小計 + オプション − 値引き」「税込 = 税抜合計 + 消費税」のように、式を 1 行ずつ書く
手で置ける電卓は、どう作りますか
時間単価 × 工数に「急ぎ」のオプションと消費税を足すだけなら、下の HTML を 1 つ貼れば動きます。入力のたびに計算し直し、合計を書き換えます。
<!-- ページの置きたい場所に貼る。単価・率・税率はご自分の料金に直す -->
<form id="quote">
<label>時間単価(円) <input id="rate" type="number" min="0" value="5000"></label>
<label>工数(時間) <input id="hours" type="number" min="0" value="10"></label>
<label><input id="rush" type="checkbox"> 急ぎ(+20%)</label>
<p id="total"></p>
</form>
<script>
const $ = (id) => document.getElementById(id);
const num = (id) => Math.max(0, Number($(id).value) || 0); // 空欄・負の数は 0
const yen = (n) => n.toLocaleString('ja-JP') + ' 円';
function update() {
const subtotal = Math.round(num('rate') * num('hours'));
const option = $('rush').checked ? Math.round(subtotal * 0.2) : 0;
const net = subtotal + option; // 税抜合計
const tax = Math.floor((net * 10) / 100); // 消費税 10%、端数は切り捨て
$('total').textContent = '税込 ' + yen(net + tax) + '(うち消費税 ' + yen(tax) + ')';
}
$('quote').addEventListener('input', update);
update();
</script>消費税を「net × 0.1」と書かずに「net × 10 ÷ 100」としているのは、小数の掛け算で出る誤差で、切り捨ての結果が 1 円ずれることを避けるためです。オプションや明細を増やすときも、1 つの計算の中で「小計 → オプション → 値引き → 税」の順を守ると、表示と見積書の金額がそろいます。
オプションを増やすときは、チェックボックスを 1 つ足し、option の行を同じ形で足します。問い合わせにつなぐなら、内訳の文を encodeURIComponent で包んで mailto: のリンクの body に入れると、内訳が本文に入った状態でメールが開きます。
税込からの逆算や源泉徴収、見積書の PDF はどうしますか
電卓を仕事で使い始めると、次の 3 つが欲しくなります。キットではこう扱っています。
- 税込からの逆算: 税込の金額から税額を割り戻して税抜を出す。合計は入力した税込の額と 1 円もずれないようにする
- 源泉徴収: 税抜合計に 10.21%(100 万円を超えた分は 20.42%)を掛け、差し引いたお支払額まで出す
- 見積書: 宛名・件名・発行者・有効期限の入った A4 1 枚を、ブラウザの印刷から PDF で保存する
自分で組むか、キットを使うか、設定ごと頼むか
道は 3 つあります。
見本・キット・ご相談
- 見積もりシミュレーターの見本を開く(その場で試せます)
- 見積もり電卓テンプレ(キットとテンプレートの一覧)
- 制作のご相談(料金の目安と進め方)